アルゼンチンアリが室内に侵入することを防ぐにあたり、普段から気をつけてアリの侵入経路を観察することが大切です。
万一、室内でアリを発見した時は、食べ物が真っ黒に見えるぐらいにたかっているなどと言うように、人を驚かせる状況になっていることがほとんどで、こうなってしまってからでは手の施しようがありません。
そのような時に限って、我を失って、アリを手で追い払ったり、スプレー殺虫剤を使用して退治したりしがちですが、とにかくまずは冷静さを保って、アリの行列を注意深く追いかけて、アリの侵入口を探すことに集中してみてください。
必ずやアリが出入りする場所があるはずですから、見つけたらそこを狙って集中的に殺虫剤を使用するのです。
また、殺虫剤を使用した後でも再度アリが侵入してこないように、シーリング材などを使用する等して侵入口を塞ぐのも効果的と言えます。
屋外でアリの行列を発見した場合も、同じように注意深く行列の行方をじっと追って観察してみてください。
さらに、屋外でアリの巣を見つけることさえ出来れば、殺虫剤でアリの巣を丸ごと駆除することが可能なので、効果的にアリの数を減らしていかれます。
その結果として、屋内に侵入してくるアリの数も少なくなります。
人間の住まいにも容易に侵入してきてしまうアルゼンチンアリですが、では屋内へのアリ侵入の被害を防ぐには、一体どうすれば良いのでしょうか?
のこアリは、非常に食欲が旺盛で、常にえさを求めて徘徊し歩きまわっています。
まず、えさを発見するやいなや巣の中の仲間にそのことを知らせるため、行列となって大量のアリが押し寄せます。
そこで一番注意する点は、当たり前のようなことではありますが、アリのえさになる物を与えないことです。
例えば、室内に食べ物や食べかすといったものを放置しない事!食べ物は出来る限り密封容器や冷蔵庫などに入れて保管するこを心がけて下さい。
テーブルの下や調理後の流し台やレンジ周りなどは、見えにくい小さな食べ物かすが散らばっていますので、これをアリ達はすぐさま見つけ出します。
また時々室内で、えさを求めて偵察するアリの姿を見つけることがあると思います。
「たかが1・2匹だから」と見過ごさずに、小まめに駆除していってください。
このアリは一度えさを発見すると、何千何万もの仲間を引き連れて来てしまいますので、これを放置することなく徹底的に排除することも、重要なポイントとなてくるのです。
わが国、日本でもアルゼンチンアリによる被害は実に様々な被害が報告されています。
*農業害虫としての被害*
アブラムシやカイガラムシといった昆虫は、甘い蜜を分泌しており、アルゼンチンアリはこの状況を非常に好みます。
甘い蜜をもらう代わりにアブラムシやカイガラムシを外敵から保護するため、それによって個体数を増加させるのです。
その結果として、アブラムシやカイガラムシによる農作物への被害が、アルゼンチンアリによって助長されていることになってしまうものなのです。
*不快害虫としての被害*
アルゼンチンアリは、他のアリが通ることの出来ないほどの狭い隙間であろうとも簡単に通り抜ける習性があるため、しばしば屋内へと侵入してきてしまいます。
人の室内に侵入したアルゼンチンアリは、台所などに置いてある食べ物にたかったりもするので、人はこのアリの存在対して不快感や恐怖感をも与えます。
また就寝中などに、人間の身体を這って回ったり、咬んだりするために、十分に眠れないなどの被害も報告されているそうです。
*侵略アリとしての生態系への被害*
本来の生息地以外の場所へ侵入をして定着するところから、物資や人の移動に便乗して分布を拡大していきます。
そしてその中でも、侵入し定着した地域での在来のアリを攻撃していくのです。
アルゼンチンアリは、絶滅させるというのは決して容易な事ではなく、専門家ですら不可能としているほど、やっかいなアリなのです。
そういったことから見ると、おそらく効果的な駆除法は未だに見つかっていないものと思われます。
もし、効果的に駆除出来ているのなら、こんなにも世界中に広がることはないのではないでしょうか?
駆除法を挙げてはみますが、防除のための単なる対症療法に過ぎない可能性があることを念頭において置いてください。
殺虫剤を用いた方法ですが、アリそのものに対して噴射するのではなく、巣に向かって吹き付けるのがコツとされております。
また壁の隙間や割れ目などにも巣を作りやすいので、アリが潜んでいると思われる場所にはノズルを用いてその内部に直接噴射することです。
アリに対する忌避成分を含んだ噴霧型殺虫剤を窓枠や家の周囲などに吹き付けておくだけでも、アリの侵入を防ぐことが出来ます。
アルゼンチンアリは、雨天時に雨を避けるため人家に侵入するといった、やっかいな性質があるので、雨天前にするのが効果的でしょう。
いずれにせよ、絶滅させるには困難を極めるので気長に実施していくしかないと思われます。
アルゼンチンアリというのは、体つき自体は小さいアリではありますが何とも攻撃性が強く、繁殖力もかなり旺盛なところから、数にものを言わせて侵入地域における土暮らしのアリほぼ全種を駆逐根絶することで知られております。
このアリに侵入されたアフリカのとある地域の話では、この性質により土の中で生活しているアリに生活環を依存していた特殊な植物が絶滅の危機に追いやられてしまう破目となり、また一方ではカリフォルニアでは主に土で生活しているアリを食としていたトカゲの1種の個体数が著しく減少してしまったという例が知られています。
また他の多くのアリ同様、甘味が大好物であるアブラムシやカイガラムシなどといったような吸汁性のカメムシ目昆虫を、その排泄物を目的に保護する性質があります。
これら吸汁性昆虫はたいていのものは多くが農業害虫でありまして、例えそうでなかったとするにせよ植物を弱らせたり伝染病をうつすので植物の勢いが弱まり、農作物の場合は当然のように収量が減少してしまいます。
また、アルゼンチンアリ自体も甘い実をつける果樹などを食害としています。
アルゼンチンアリは、個体間の遺伝的多様性に乏しく均一に近いということもあるので、例えお互いが異なる巣に属するアリであっても互いに攻撃したり争ったりしないことが知られています。
普通は別の巣から来たアリというものは、集団で寄ってたかって袋叩きに合ってしまい殺されるのがほとんど運命なのですが、アルゼンチンアリが侵入した地域では、ある巣に属するアリが他の巣に侵入したとしても、そのアリは攻撃又は排除されることもなく、その巣の一員に納まることができるのであります。
こういった性質があるがゆえ、侵入地域ではアルゼンチンアリの巣が一定の間隔を置いて連続する場合に、それらの巣は同じ集団に属する群れのようにふるまう超巨大な集団となります。
アルゼンチンアリが侵入したヨーロッパやオーストラリアにおきましては、驚く事にその直径が100kmを越す超巨大集団が発見されたといった、あまりにも信じがたい報告があるのは事実であります。
ですが原産地である南米におきましては、巣の間や地理的に隔離された地域間にもともと遺伝的多様性が生じていることもあるので、互いが異なる巣に属する集団の間で互いに闘争して排除しあうため、侵入先におけるような超巨大集団は形成できないのです。
それにより、原産地では他の種類のアリを駆逐することもなく共存しているといった感じなのです。
アルゼンチンアリの「女王アリ」というのは1日に約60卵程度を産み、約2ヶ月ほどで成虫の働きアリになると言われています。
働きアリの寿命は約1年たらずで、気温が5〜35℃といったときに活動し、気温が低温になる冬の時期には活動が鈍くなってしまいます。
女王アリも20℃以下の気温の中では産卵しなくなります。
これは、原産地南米の気候に適応しているものであり、雨季に巣が水没し全滅することを免れるために、頻繁に女王アリを伴い分巣するといったような性質があるのです。
このアリの性質は多女王性となっているので、たとえ数頭の女王アリが巣から失われたとしても元の巣が消えることは無いようになっています。
そして、よく見られる結婚飛行というものは行い替わりに、女王アリとオスとは巣の中で交尾するのが特徴的でもあります。
巣についてですが、土中に巣をつくる場合には深さは20cm程度であり非常に浅いものとなっているのです。
しかし、アルゼンチンアリが土中に営巣するのは稀でありまして、それより人工建造物の地上から大体150cm 以下の場所にある隙間や壁の割れ目といった所に好んで侵入してそこに巣を作ります。
カラダの外皮が柔らかいので約1mmの隙間も何とか通り抜けることができ、さらに木材の割れ目やコンクリートの割れ目のような、非常に狭い隙間にも巣を作り上げることが出来るのです。
アルゼンチンアリのカラダに関しての特徴としては、働きアリの体長は約2,5mmほどであり、体高は1,6mm程度で、女王アリは通常その2〜4倍程度の大きさとなっています。
カラダ全体の色は、遠目で見る分には黒く見えますが、アリに近寄って見ますと褐色であることが分かります。
他の種類のアリと比較してみると、脚と触角が長いことで、それらを振り回してせわしなく動き回っています。
時に、人目につくときには大抵多数の個体からなる行列をなしているのも特徴の一つといえるでしょう。
1匹だとそれほどでもないように見えても、多数群れている時にそのうちの1匹を潰すとカビのような臭いを発します。
このアリは、とても攻撃性が強く、他の種類アリの巣を見つけると襲撃し、その巣の成虫幼虫含め全てをエサとしてしまいます。
アリだけでなく、ハチの巣をはじめ天敵であるはずの鳥の巣まで襲ってヒナを殺してしまいます。
そして民家にも侵入し、その場合は人間や家畜が攻撃の対象とまでなってしまうほどなのです。
攻撃する場合、大顎が武器となっており、その大顎で噛み付くのです。
ここでは、アルゼンチンアリの習性と特徴についてお話します。
まずはじめに、このアリの習性ですが、一つの巣に複数の女王アリが存在し、大きい巣には約100匹の女王アリと何百万匹の働きアリがいることもあると言われております。
このアリ達は、巣同士は攻撃しあうことは無く、働きアリは巣を行き来することが出来るのです。
巣の作りやすい場所としては、主に木材・石垣などの隙間・農業用マルチまた木の枝や穴のようなところに作り、深さは約20cmほどであります。
アルゼンチンアリの活動温度は5℃〜35℃と比較的幅が広いです。
この女王アリが1日あたりに産む卵の数は約60個ほどになりますが、気温が20℃以下になると産卵はしません。
アブラムシやカイガラムシといったような蜜を分泌する動物と共生関係にあり、この動物を食べようとするものは攻撃をします。
また、動きが素早くて、建物・木や枝・幅木などに沿って特徴的な列を作っていますが、寒くなる冬季は行動が鈍っています。
体の特徴としましては体長が2〜3mm程度。
色は、褐色〜暗褐色をしています。
全体的特徴としまして触覚は長く、体表面はなめらかで輝いていますが、押しつぶすとカビくさい臭いがするのが特徴的です。
さらに他のアリとの見分け方をお教えいたします。
小さいアリで、触覚、足が比較的長い。
体形は細長く動きが早いといったことが挙げられます。
アルゼンチンアリと言う名前は、耳慣れないと思います。
このアリは、「ハチ目アリ科」のカタアリ亜科アルゼンチンアリ属に分類されるアリの一種なのです。
このアリの性質から駆除や根絶が容易な事ではなく、果樹を食い荒らし、また人間を含む他生物の巣に侵入してきてその住人を襲撃したりもします。
その結果、生態系を破壊するなどといった、とても厄介なことで世界的に有名なアリでもあります。
なんと、世界の侵略的外来種ワースト100の選定種となっており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種でもあり、特定外来生物にも指定されているほどなのであります。
原産地は、南アメリカとされておりますが、現在はアメリカ合衆国内ではフロリダ半島を中心とする合衆国本土南東部とカリフォルニアを中心とする地域やオセアニアにおいてはニュージーランド・ハワイ・イースター島・オーストラリアで生息が確認されています。
わが国では1993年に広島県廿日市市で初めて採集されており、広島市・府中町・大竹市・呉市・山口県岩国市といった地域での定着をも確認されております。
その後においては、神奈川県横浜市・岐阜県各務原市・兵庫県神戸市のポートアイランド・愛知県田原市といったところでも生息が確認されております。