もともとは南米から来たアルゼンチンアリではありますが、どのようにしてわが国へ来たのかははっきりとした理由は不明であります。
日本で初めて発見された広島県廿日市の被害状況が報告されていましたが、さすがに生存競争の激しい南米の大自然で生き抜いているだけにその異常ともいえる繁殖力や攻撃性は、日本に元から生息しているアリとは比べ物にならないほどのものであります。
その性質からいって駆除や根絶といったものが容易ではなく、その結果間接的に生態系を破壊するなど、このうえもなく厄介アリなのです。
1993年に廿日市市内で初めて確認され、ここ数年で大量発生して各地で確認されているのです。
このアリは、駆除がなかなかしにくい上に、しばしば屋内に侵入してきます。
屋内に侵入したアリは、台所などに置いてある食べ物たかったりして莫大な数の集まりとなるので、人に対して不快感・恐怖感を与えます。
また酷いところでは人間が就寝中に、衣類の中にまで侵入してきて体中をはいずり回ったり、咬んだりするため、十分に睡眠が取れないと言った被害も報告されております。
地域によっては大量のアルゼンチンアリが連日、屋内に侵入してくるため、日常生活もままならないほど深刻な生活被害を引き起こしているほどで駆除にも手がかかる厄介なアリとなっています。
アルゼンチンアリとは?何だか聞きなれないアリの名前ですが、このアリはその名のとおり、南米から世界へ広がったアリの一種でありまして体長はわずか2.5mmほどのものになります。
活動は非常に活発なのと同時に異常な繁殖力があり、環境や生活に影響をもたらす外来の昆虫の中でも注意が必要です。
アルゼンチンアリは、日本各地で点々と見つかり始めております。
現在、確認されている主な地域は、14年前に見つかった広島県廿日市市、山口県 岩国市・柳井市などがあります。
また最近では、岐阜県各務原市や愛知県田原市、神奈川県横浜市などでも発見されています。
人の暮らしにおいて近いどこにでも巣を作ってしまうとこがあります。例えばコンクリートの割れ目や自動車・ヘルメットの中といったところなどにも。
このアリの特異的なところは、強い競争力・繁殖力であり、その繁殖力がとても強い理由としては卵を産む女王アリが複数いるという生態を持っています。
地域の住民からは、特に梅雨時は、アリが雨を避けて家の中に侵入してくる機会が増えるというように不安の声も挙がっています。
これは、ヨーロッパ・アフリカ・オーストラリア・北米といったところでは、知られていましたが、アジアでは日本が初だと言われております。
大きさとしては、わずか2mmほどの小さいアリですが、猛烈な繁殖力と活動性は日本に昔から存在するアリとはとても比較になりません。
大変な数の行列をつくってどこにでも侵入するので、発生した地域では様々な被害が出ます。
増える原因としましては、ほかのアリでは1匹ですが、このアリに関しましては、ひとつの巣の中に多数の女王がいることです。
また、土の中だけでなく、ちょっとした隙間にも多数の巣を作っていきます。
石垣の間やコンクリートの割れ目、また変わったところではあきカンの中にでも巣を作ってしまいます。
さて、では一体このアリが、どんな悪さをするのでしょうか?
まず、隙があれば人家に容易に侵入してきます。
人体にも集ってきては、衣服の下に入り込んであちこち噛むのです。
毒こそありませんが、多数が食いつくため不快です。
このアリは意外と殺虫剤には弱く、噴霧するとしばらくは効果があるものの巣全体を処理することが不可能です。
このアルゼンチンアリの被害は現在、廿日市市を中心として、広島市佐伯区や西区また南区で出ています。
このアリというのは、繁殖力が異常に高く普通のアリの数十倍とも言われており、室内においては食べ物などアリのえさになってしまうような物をおいて置いたり放置しておくなどすると、とたんにアルゼンチンアリの群集によって2〜3日の間に台所が真っ黒になってしまうほどに増える恐れがあります。
このアリが直接ヒトに及ぼす被害はありませんが時折、人が寝静まると人体を這いずりまわって噛み付くこといった報告もあります。
台所など屋内で発生すると先ほど申したとおり、台所などでは日常生活に支障をきたすこともあります。
また、木になっている果実に群がって食べるなどの被害が出ることもあるとのことです。
このアリは殺虫剤には弱くエアゾール等どんな殺虫剤でも殺すことは簡単ですが、実際には異常に高い繁殖力をもっているといったところや、そこから大量発生しているケースが多いことから完全な駆除は困難となります。
市販のアリ用の毒餌でもよく効きますが、大量にいるアリに対しては、かなりの量の毒餌が必要となってきます。
その量は、普通のアリよりも約3〜5倍の量が必要かと思われます。
屋外内とかまわず侵入してくるアルゼンチンアリ。
これを少しでも近づけないようにする為の秘訣としては、庭先などへアリが住みにくい環境をつくることです。
理由としまして、身近な場所に潜むアリの数を減らすことになり、その結果としてアリが屋内へ侵入してくる確率を下げることにもなるのです。
アルゼンチンアリは、本当に容易にいろいろな場所へ巣を作りますが特に、やっかいなことに物の隙間や人手が加わった場所を好みますので、そのような場所を出来る限り作らないよう心がける必要があります。
具体的に申しますと、植木鉢やプランターなどといったものは台や棚の上に置くこと!
風で舞い落ちた枯れ葉や草などは早めに片づけること、ゴムマットやコンクリートブロックなど巣の原因になりそうな物を身近なところへ置かないこと!
特にコンクリート構造物などの亀裂や隙間といったところは、すぐにシーリング材などで埋めることなどを、普段から気にかけて実践して行ってみて下さい。
これらのことを着実に実践していくことにより、家の中に侵入してくるアリが、かなりの確率で少なくなってきますので粘り強く実践してみてください。
アルゼンチンアリが室内に侵入することを防ぐにあたり、普段から気をつけてアリの侵入経路を観察することが大切です。
万一、室内でアリを発見した時は、食べ物が真っ黒に見えるぐらいにたかっているなどと言うように、人を驚かせる状況になっていることがほとんどで、こうなってしまってからでは手の施しようがありません。
そのような時に限って、我を失って、アリを手で追い払ったり、スプレー殺虫剤を使用して退治したりしがちですが、とにかくまずは冷静さを保って、アリの行列を注意深く追いかけて、アリの侵入口を探すことに集中してみてください。
必ずやアリが出入りする場所があるはずですから、見つけたらそこを狙って集中的に殺虫剤を使用するのです。
また、殺虫剤を使用した後でも再度アリが侵入してこないように、シーリング材などを使用する等して侵入口を塞ぐのも効果的と言えます。
屋外でアリの行列を発見した場合も、同じように注意深く行列の行方をじっと追って観察してみてください。
さらに、屋外でアリの巣を見つけることさえ出来れば、殺虫剤でアリの巣を丸ごと駆除することが可能なので、効果的にアリの数を減らしていかれます。
その結果として、屋内に侵入してくるアリの数も少なくなります。
人間の住まいにも容易に侵入してきてしまうアルゼンチンアリですが、では屋内へのアリ侵入の被害を防ぐには、一体どうすれば良いのでしょうか?
のこアリは、非常に食欲が旺盛で、常にえさを求めて徘徊し歩きまわっています。
まず、えさを発見するやいなや巣の中の仲間にそのことを知らせるため、行列となって大量のアリが押し寄せます。
そこで一番注意する点は、当たり前のようなことではありますが、アリのえさになる物を与えないことです。
例えば、室内に食べ物や食べかすといったものを放置しない事!食べ物は出来る限り密封容器や冷蔵庫などに入れて保管するこを心がけて下さい。
テーブルの下や調理後の流し台やレンジ周りなどは、見えにくい小さな食べ物かすが散らばっていますので、これをアリ達はすぐさま見つけ出します。
また時々室内で、えさを求めて偵察するアリの姿を見つけることがあると思います。
「たかが1・2匹だから」と見過ごさずに、小まめに駆除していってください。
このアリは一度えさを発見すると、何千何万もの仲間を引き連れて来てしまいますので、これを放置することなく徹底的に排除することも、重要なポイントとなてくるのです。
わが国、日本でもアルゼンチンアリによる被害は実に様々な被害が報告されています。
*農業害虫としての被害*
アブラムシやカイガラムシといった昆虫は、甘い蜜を分泌しており、アルゼンチンアリはこの状況を非常に好みます。
甘い蜜をもらう代わりにアブラムシやカイガラムシを外敵から保護するため、それによって個体数を増加させるのです。
その結果として、アブラムシやカイガラムシによる農作物への被害が、アルゼンチンアリによって助長されていることになってしまうものなのです。
*不快害虫としての被害*
アルゼンチンアリは、他のアリが通ることの出来ないほどの狭い隙間であろうとも簡単に通り抜ける習性があるため、しばしば屋内へと侵入してきてしまいます。
人の室内に侵入したアルゼンチンアリは、台所などに置いてある食べ物にたかったりもするので、人はこのアリの存在対して不快感や恐怖感をも与えます。
また就寝中などに、人間の身体を這って回ったり、咬んだりするために、十分に眠れないなどの被害も報告されているそうです。
*侵略アリとしての生態系への被害*
本来の生息地以外の場所へ侵入をして定着するところから、物資や人の移動に便乗して分布を拡大していきます。
そしてその中でも、侵入し定着した地域での在来のアリを攻撃していくのです。
アルゼンチンアリは、絶滅させるというのは決して容易な事ではなく、専門家ですら不可能としているほど、やっかいなアリなのです。
そういったことから見ると、おそらく効果的な駆除法は未だに見つかっていないものと思われます。
もし、効果的に駆除出来ているのなら、こんなにも世界中に広がることはないのではないでしょうか?
駆除法を挙げてはみますが、防除のための単なる対症療法に過ぎない可能性があることを念頭において置いてください。
殺虫剤を用いた方法ですが、アリそのものに対して噴射するのではなく、巣に向かって吹き付けるのがコツとされております。
また壁の隙間や割れ目などにも巣を作りやすいので、アリが潜んでいると思われる場所にはノズルを用いてその内部に直接噴射することです。
アリに対する忌避成分を含んだ噴霧型殺虫剤を窓枠や家の周囲などに吹き付けておくだけでも、アリの侵入を防ぐことが出来ます。
アルゼンチンアリは、雨天時に雨を避けるため人家に侵入するといった、やっかいな性質があるので、雨天前にするのが効果的でしょう。
いずれにせよ、絶滅させるには困難を極めるので気長に実施していくしかないと思われます。
アルゼンチンアリというのは、体つき自体は小さいアリではありますが何とも攻撃性が強く、繁殖力もかなり旺盛なところから、数にものを言わせて侵入地域における土暮らしのアリほぼ全種を駆逐根絶することで知られております。
このアリに侵入されたアフリカのとある地域の話では、この性質により土の中で生活しているアリに生活環を依存していた特殊な植物が絶滅の危機に追いやられてしまう破目となり、また一方ではカリフォルニアでは主に土で生活しているアリを食としていたトカゲの1種の個体数が著しく減少してしまったという例が知られています。
また他の多くのアリ同様、甘味が大好物であるアブラムシやカイガラムシなどといったような吸汁性のカメムシ目昆虫を、その排泄物を目的に保護する性質があります。
これら吸汁性昆虫はたいていのものは多くが農業害虫でありまして、例えそうでなかったとするにせよ植物を弱らせたり伝染病をうつすので植物の勢いが弱まり、農作物の場合は当然のように収量が減少してしまいます。
また、アルゼンチンアリ自体も甘い実をつける果樹などを食害としています。